正見(しょうけん)-正しく見る

幸せになるための初めの一歩

八正道の初めに出てくる言葉が「正見」です。

読んで字のごとく正しく見るということです。

  • 自分が置かれている状況を正しく見る
  • 自分というものを正しく見る
  • 他者と自分との違いを正しく見る

すると、物事を見通し、

危険を回避することが出来ます。

戦略を強固なものにすることが出来ます。

逆に間違って物事を見てしまうと、自分にとって良い判断ができなくなり、将来的に損をしてしまうことにつながります。

そういう意味で正しく見ることは、幸せの第一歩だと言えるでしょう。

見える限界を知る。

人間には「思いこみ」というものがあります。

これは○○に間違いないという思い込みが「正見」を妨げることがあります。

また、正しく見るとはいっても、人は多くのことを見ることは出来ません。

人が見える範囲は限られています。

人が見える距離は限られています。

なので、見えることが出来る範囲と距離を見極め、見えないものは判断の基準にはならないと認識することで、勝手な思い込みによる行動を防ぐことが出来ます。

そして、未来も見ることは出来ません。

そこを理解することで占い師の言葉に惑わされ、判断を見間違うこともなくなります。

自分が見ている景色と他人が見ている景色は違います。

自分が見ているように他人も同じように見てはいません。ここを理解することで、他人のものの見方にも理解を示すことが出来、相手との良好な関係を築き上げることが出来ます。

世の中は常に変わるものだと見る。

人は知らず知らずのうちに、自分が見えているものは、ずっと変わらずにいると思いがちです。

しかし、世の中は常に変わっていきます。

自分もどんどん変わっていきます。

人間は誰もが年を重ね、死に向かっていきます。

しかし、人間は、そのように思いたくないのです。

いつまでも自分は大丈夫という判断で、病気を発見するのが遅れることもあります。

雨の日もあれば、晴れの日もあるというように、人生には良い時も悪い時もあります。

そこを認識することで、辛い日々もいつかは終わると、気を楽にすることが出来ます。

また、好調な時には「いつまでも好調が続くとは限らない」と気を引き締めることが出来るでしょう。想定外を想定し、危険を回避することにもつながります。

まとめ

見える限界を知り、見えているものも常に変化していることを認識する。

思い込みによる間違った見方を捨てる。

正見は八正道の第一の教えです。

正見・・・正しく見ること。
正思・・・正しい思いをもつこと。
正語・・・正しい言葉を使うこと。
正行・・・正しい行いをすること。
正命・・・正しい仕事で生きること。
正精進・・・正しい方向に精進すること。
正念・・・正しい心を持つこと。
正定・・・正しい心をいつも定めておくこと。

八正道は、正見によって示された正しい道です。

幸せになるための初めの一歩と言えるでしょう。