「自分だけが謝っている」「相手にも謝ってほしい」と思う人必見!謝らずに許してもらえる極意

喧嘩をしたとき、先に謝る人でしょうか?それとも相手が謝るまで謝らない人でしょうか?私は先に謝る人です。自分よりも相手の方に非がある。そんな時でも、まずは自分の非を認める私です。

俗に言う大人の対応とでも言うのでしょうか?その方が人間関係が上手く行くことが多々あります。

先に謝ったほうが良いと思う理由

  • どちらが悪いのか微妙な場合、先に謝ることで、「いや、私も悪かったです」と相手も非を認め、仲直りが早くなる。
  • いつまでも、意地を張り続けるよりも、大人としての懐の大きさを見せることが出来、相手からの信頼を得られる。
  • まずは喧嘩を早く終わらせることが先決。世間で良く言われる、「謝ったほうが勝ち」と言う考えです。どっちが悪いかの議論は、永遠に終わらないことがあります。

このような理由で先に謝ることがほとんどの私ですが、どうにも納得できない場合があります。それは、「いつも私が先に謝っている」「いい加減に先に謝ってほしい」と思うことです。

どっちが悪いか?にとらわれて喧嘩が長引きます。特に職場でいつも顔を合わす相手との不仲が続くのは正直言ってつらいです。

自分は悪くないと思っていても、謝ったほうが長引かずに済むとよく言われますが、なんだか負けた気持ちになります。

たまにならいいのですが、何度も先に謝ってばかりだと自分がみじめに思えてきて、相手を許せなくなってきます。今回はそんな気持ちにとらわれて謝れなくなった私のお話です。

そして、いかにして謝らずに仲直りすることが出来たのかをご紹介します。

「急げ!雨が降ってきた」

食品スーパーに勤めています。同僚の女性社員から、「雨が降ってきたよ。早く荷物を倉庫内に押し込んでくれる?」と内線で連絡がありました。

店の外に出ると、どしゃぶりの雨に納品された荷物が濡れていました。

「これは大変だ。とりあえず急いで倉庫内に押し込んじゃえ」と思い、私はどんどん荷物を倉庫内に押し込んで行きました。

「ちょっと!考えて入れてくれる?」

そんな私に、同僚の女性社員は近づき、怒った顔で「ちょっと!考えて入れてくれる?」と言いました。

彼女は私が、とにかく手当たり次第に荷物を押し込んでいっているのが気に入らなかったのです。入れるのなら後で出しやすいように順番を考えて入れて欲しいと言うことです。

なんという身勝手な人なんだと思いました。そもそも大半は彼女が担当している売り場の商品です。彼女が手が離せないからということで私が倉庫に押し込んだのです。

当然私が担当ではないので、何が出しやすい商品かどうかというのは分かりません。

同僚の言葉に腹が立った私は言い返しました。

  • 「雨に荷物が濡れているんだから、出すことを考えるよりも入れるのが先でしょ?」
  • 「そもそも、この荷物はあなたが担当しているものなんだから何が出しやすいかどうかなんて私には分かりませんよ」

そんな私の言葉に彼女は、「もういい。熊さんには何も頼まない」と言ってすごい剣幕で、「どいてくれる?後は私がやるから」と言いました。

お互いが感情的になり、その後イライラした気持ちのまま時間が過ぎて行きました。しかし、同僚とはこれからも一緒に力を合わせて仕事をしていかなくてはいけません。そんな時に芽生えた感情があります。

「あの人、先に謝ってくれないかな?」という気持ちでした。

後になって思うことは、あの時の感情的になった私にも非があります。それが分かっていながら、どうしても先に謝りたくない気持ちにとらわれました。

素直に謝った方が、話が早いことは分かってはいるものの、人の感情は一筋縄ではいきません。

「謝った方が勝ち」という言葉も良く聞くのですが、自分だけでなく相手にも非がある場合。とくに相手の非がどうしても自分の非よりも大きく見えて仕方がありませんでした。

心が先に謝ることを拒絶。

もし、私が他人の立場で、今回の私のように悩んでいる人を見たのなら、きっとこう思ったでしょう。「つべこべ悩まずに謝っちゃいなよ」と。

しかし、素直になれませんでした。先に謝るのは嫌だと言う気持ちを抑えられません。しかし、このままでは駄目だとは分かっていました。彼女は、これからも力を合わせて行かなくてはいけない大事な職場での仲間です。

悩むだけの時間が過ぎて行きました。

そんな時、あることに気が付きました。その日、彼女の仕事が沢山たまっていて、とても大変そうでした。それに対して私の担当している仕事は若干の余裕がありました。

そのことに気付いた私は、謝ることを心が拒絶していても、助けてあげることまでは心が拒絶していないと思いました。

なので、彼女を助けてあげることにしました。そして、彼女に・・・

私 「こっちのアルバイトをそちらで使って下さいね」

彼女 「え!いいの?熊さんのところも大変じゃないの?」

私 「良いですよ。こっちも大変ですが、そっちの方が大変そうだから」

このやり取りの後、彼女は、「ありがとう」と言ってくれました。

「どうしよう?」の気持ちは相手を大事な仲間だと思うから

それまでの、お互いが感情的になって、すれ違っても険しい表情でいてたのが嘘のように元のお互いに協力しあう関係に戻ることが出来ました。

それまでの「謝るべきか?謝らないべきか?」の心の葛藤の中には「どうしよう?」と言う気持ちが大きくありました。その「どうしよう?」と言う気持ちを手放さなくて良かったです。

「どうしよう?」の気持ちは、相手を思う気持ちからきています。それを手放すと敵意の気持ちだけが大きくなります。敵意の気持ちは表情に表れ、相手に伝わります。

本来であれば謝ったら話が早いことですが、お互いの気持ちがそれを許さない時は?

謝ったら話が早いと頭では分かってはいるものの、相手の非が自分の非よりも大きく見える時、どうしても、「そっちが先に謝れよ」という感情に支配されて、心が謝ることを拒絶することがあります。

しかし、相手に「ごめんなさい」の言葉を求めても、そう簡単には言ってもらえません。

そのような、自分にも相手にも「ごめんなさい」の言葉を求められない時は、「あくまでも相手は大事な仲間だ」ということを見失ってはいけません。

その気持ちがあるのなら、相手の大変さに理解を示すことぐらいはできるでしょう。そして、「ごめんなさい」は言ってもらえなくても「ありがとう」は言ってもらえるのです。

つまり、どうしても「ごめんなさい」が出来ない時は、「ありがとう」がありますよというお話でした。