簡単な仕事ばかりする上司はどんなに頑張っても逆に「何もしてくれない」と思われる

上司を入れ替えることでチームに新しい風を吹かせる

勤め先の食品スーパーでは店長の異動が頻繁にあります。大体2年か3年に一度のペースで入れ替えているようです。どうしてそんなに店長の異動が多いのか?本部の話によると・・・

3つの理由があります。

1 店長を入れ替えることでチームに新しい風が吹くから。

2 店長によってやり方も若干変わるのでお互いにいい刺激になる。

3 前任者よりもさらにいい数字を出そうという競争する意識が生まれる。

それだけチームにおける店長の影響力を会社は大きくみています。店の売上が上がるかどうかは店長でほぼ決まると言われています。

私も様々な店長を見てきましたが、この「店の売上が上がるかどうかは店長で決まる」と言われていることは本当にその通りだなと肌で感じています。

そこで、今回の話は店長が本来するべき仕事を見極められなければ痛い目にあうと感じた出来事です。

「今の店長はどうですか?」

本部の上司から、「今の店長はどうですか?」と聞かれることが多くあります、実を言うとこの質問は上司に多少不満があってもなかなか答えにくいものなのです。よほどのことでないかぎり、「問題ございません」と答えるようにしています。

なぜなら店長が交代するとどうしても前任の店長と今の店長を見比べて多少の不満は出るからです。

つまり多少の不満というものは店長の個性の違いだけで、私たち部下やアルバイト、パートが店長の個性に合わせられていないだけであることがあるのです。

店長の個性の違いは得意な仕事の違い

店長は店の責任者であり、従業員に指示を出す立場です。指示を出される立場でないから自分の仕事は自分で決められます。

なので店長が得意な仕事ばかりするのは当然のことであり、それが店長の個性になっているのですが、それに合わせることが出来なかった時に従業員から不満が出るのです。

店長が交代して、ある店がガタガタになった理由

上司が、ある店を見に行った時、その店の状況に愕然としたそうです。売り場作りがなっていませんでした。お客様が買い回りしやすいように、季節感を考えた上での売り場が出来ていなかったのです。

原因を店長に聞くと、「○○君に任せてたから」という言い訳をしたようです。その後、上司は○○君に聞くと、違う答えが返ってきたそうです。

今の店長はレジや、荷捌きばかりで、何も言ってこないんです」と。

これに上司は店長に注意しました。

「何で、レジばかりしているの?」

「誰も入りたがらないから・・・」

「それはあなたが指示しないからでしょ?」

腑に落ちないような表情をした店長に上司は、

「どうしてレジを他の子に任せて売り場で指示を出さないの?」

「売り場を見たくないの?」

「もしかしてレジに入って現実逃避しているの?」

店長はひたすら謝るしかなかったそうです。 この話を聞いた私は、「なるほどーそう言えば私も昔、現実逃避して怒られたことがあったなー」と昔を思い出しました。

居酒屋での修業時代

たったの半年で店を持たせてもらえるという小さな居酒屋のフランチャイズに入った時のことです。

修業先の店長(私にとっては師匠)はとても厳しくて怖い人でした

とても忙しい店で、洗い物がどんどんたまっていきました。必死で皿洗いをしました。最初はそれで良かったのですが、修業期間は半年です。

いろいろと学ばなければいけないことが多かったです。 それでも皿洗いをしていたのは、皿洗いは大事な仕事だという意識が私にあったからです。

綺麗な皿がなければ料理が提供出来ません。

だから必死で頑張ったのです。 しかし、その様子を見た師匠がある日近づき、「もっと前に出ろよ」と言ってきたのです。

元気よく「ハイ」と返事をしました。尊敬できる師匠の言葉には「ハイ」か「すみません」しか返す言葉はありませんでした。

しかし、「ハイ」と返事をしたのに、なかなか前に出れませんでした。調理場は戦場のように、みんなピリピリしていて、なんか遠慮をしてしまうのです。

「私が前に出ていいの?」という心理が出てきました。 そして、師匠に大きく叱られました。

「店長が皿洗いばかりしてたら店がつぶれるんだよ」

「お前は何しに来てるんだ?店長になるために修業しに来ているんだろ?お前がアルバイトだったら、怒らないけれど、お前は半年たったら店長なんだよ」

「店長が皿洗いばかりしてたら店がつぶれるんだよ」「皿洗いは他のバイトに任せてもっと前に出ろ、何を怖がっているんだ」

この店長の言葉に、他のバイト君だちが「皿洗いは僕たちがします」と言ってくれて、私は調理のほうをすることになりました。

今思い起こすと、私は現実逃避をしていましたたのです。

毎日毎日ボロクソに怒られて、前にでるのが怖かったのです。皿洗いは単純でモクモクと出来ます。 それなのに皿洗いはとても重要な仕事です。

これをしていたらとりあえずは頑張ってることになると思ったのです。しかも無心になれるのです。私は、わずか半年しかない修業の目的を忘れ現実逃避をしていたのでした。

上司は全体を見渡すことが大事

私のようにアルバイトに任せた方がいい作業ばかりをして現実逃避だといわれることもあれば、あまりにも任せっきりで従業員から・・・・

「あの店長は全然動いてくれない」

と不満が爆発して店長の役職を下ろされた人も多く見てきました。店長の入れ替わりが頻繁にある会社でつくづく思うのは店長は自分で自分のするべき仕事を決められるからこそ・・・・

店長がするべき仕事を見極められないと痛い目にあうということです。

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