「あいつ、いっつも前の仕事の自慢をしてないか?」と思われるのは、それが癖になっているからです。

武勇伝、武勇伝・それいけ武勇伝で、以前の職場での経験を語る

「前はどんな仕事をしていたの?」

「へぇ~~そんなことをしていたんだ。もっと詳しく聞かせてよ」

きた~~。その質問まってましたとばかりに自慢げに語る私

「前の職場ではこんなすごい人がいてね・・・」

「前の職場ではこんな苦労があってね」

まるで武勇伝のように目を輝かせながら気持ちよく話す私。それを聞く今の職場の人も身を乗り出して、興味深く聞いてくれているように思う。

陰で「前の君」なぁんてあだ名で呼ばれていることも知らずに。だって向こうが聞いてきたんだよ。正直に自分が経験してきたことを語って何が悪い?そう思いがちですが、

状況を考えないと、「俺ってかっけ~~」と思っているのは自分だけという悲しい結末で終わることもあるんですよね。

「そんなこと、どうでもいいだろ?」と言われた私

以前に、営業の会社に転職したときのことです。例のごとく先輩の一人が「熊さんって前は何をしていたの?」と聞いてきたんです。

よくぞ聞いてくれましたとばかりに私は、前職の引っ越し屋さんでの経験を語ったんです。

「3か月で10キロやせちゃって・・・」っていうような苦労話から始まり、引っ越し業界の裏話のようなことも面白おかしく語ったんですよね。

そしたら、「へぇ~~そんなこともあるんだ」って目を輝かせながら聞いてくるもんだから、こっちもどんどん調子に乗っちゃって、もうノリノリでしゃべってたのね。

そしてら、横から上司が、「前の仕事なんかどうでもええねん。今を頑張れよ」なんて言ってきたから、一気に空気が悪くなっちゃって。

その時は、休憩中だったんですよ。休憩時間なんだから好きに話させてくれたっていいじゃないの?って思ったんですけど、そこはぐっとこらえて我慢したんです。

まぁ、今でもあの上司の明らかに「お前のそんな自慢話なんか聞きたくねぇよ」的な発言には疑問を持ってはいるんですけどね。

でも、そんな苦い経験から学んだことも大きかったと思うんです。

先輩が何を求めているか?見極めが肝心

ようは、聞いてくる人が何を求めているかによると思うんです。新しい職場に入ってきたばかりの私。先輩が優しく声をかけてくれる

本当にありがたいですよ。自分に興味を持ってくれたんだから。でも、そんな時に先輩は何を求めているか?なんですよ。

そこで、自分が経験したことの大きさを語るのと、自分が経験してきたトホホなことを語るのとでは相手に与える印象はがらりと変わるということ。

転職回数9回以上の私が思うには、残念なことにトホホな話の方が先輩うけは良かった気がしますね。

トホホな話をする方が可愛がってもらえたように思うんですよ。どうしてなんでしょうね。残念なことです。

どうして、こんな大事なことをみんな教えてくれないの?

そこで思うのは、「どうしてこんな大事なことをみんな教えてくれないのか?」って話。もちろんストレートに言ってくれた先輩もいましたよ。

一緒に飲みに行って「お前な~一言教えといてやるけど、前の職場でのことを自慢げに語ると可愛くねぇ奴って思われるんだよ」って言われたこともあります。

しかし、これは状況によって大きくかわるので一概にいえないんですよね。

例えば面接のときに「前職はなにをしていて、どんな経験を得ましたか?」っていう質問ね。これに対して、トホホな話をしてもプラスにはなりませんよね。逆にマイナスです。

さらに先輩が後輩に仕事を教える時って、後輩が経験者である時ってすごく教えるのが楽な時があるんですよ。

前の職場でここまでのことは知っているという経験ね。それがあると教える手間が少なくなることがあるから、即戦力が入ってきたと好印象を与えるんですよ。

そして、純粋に他人の武勇伝が好きな人もいますし、本当にその時の状況や、聞いてくる人の個性を見極めたうえで判断しないといけない問題だから難しさがあるんです。

どうして、人は自分は経験してきたことを語りたがるのか?

これって、やっぱり「早く新しい職場でなじみたい」っていう前向きな考えからきているんですよ。

「早く自分を認めてもらいたい」っていう気持ち。だから悪気はないんですけど、そういった気持ちの奥にあるものが見え隠れするからマイナスポイントになるんですよね。

それは「自分を大きくみせたい」っていう気持ち。

聞かれたことは正直に答えるべきだし、嘘を言うべきでもありませんが、どこに重点を置くかが大事だと思うんですよ。

後先のことを考えずに思いつくまま、自分が気持ちよくなることばかり考えると、相手が求めていることとずれてきて、「なんだか、あいつ可愛げがねぇな」とマイナスになることがあるって話。

そんな心の狭い先輩なんかどうでもいいでしょって声が聞こえてきそうですが、現実にこういう人がいるからこそ気を付ける問題でもあるんですね。

まとめ

こういうことって、だ~~れも教えてくれないことが多いような気がします。知らず知らずにマイナスになっている自分の武勇伝。

  • これから仕事を教わる立場の私。
  • これからお世話になる立場の私。

自分の気持ちのまんまに語る。それを喜んでくれる人もいるけれど、逆にイメージダウンすることもあるってことです。

そして、私が一番怖いと思っていることは、自分の経験談を先輩が受け入れてくれた時。こういう時って嬉しいもんなんです。自分で自分の話に酔って来るんですよ。

でも、それって麻薬と同じで癖になるんですよ。そうなると・・・

「あいつ、いっつも前の職場の自慢をしているよな~」と自意識過剰というレッテルを貼られることもあるって言う話です。

くわばら、くわばら・・・ですね。

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